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うつ病の治療って?・3

うつ病 休養・薬物療法と併せてうつ病の治療に効果的とされる精神療法。 これまで聞いたこともありませんでしたが、担当医の熱心な勧めもあり、取り入れてみることにしました。

ピアサポートにしろこれらの治療法にしろ、夫がうつ病にならなければ知らなかったことばかりです。視野が広がったという点では感謝すべきかもしれません。

精神療法ってどんなものがあるの?

うつ病治療には欠かせない、とされながらもまだまだ認知度の低い精神療法。 代表的なものには認知療法や支持的精神療法などがあり、カウンセリングもこれに分類されるそうです。 私もこれをきっかけに少し調べてみることにしました。

支持的精神療法とは、医師やカウンセラーと患者が一対一で話をするもの。 ただし、聞き手は患者の話すことについて一切意見や励ましなどを行いません。 患者が今どんな気持ちで、どんな苦しみや悩みを抱えているかを聞き取り、それらを認め、尊重することで楽にさせることを目的としています。 その結果、患者の自立心が徐々に促され、回復へと向かうのだそうです。

認知療法は物事の見方が偏りがちなうつ病患者の思い込みやゆがみを取り去る手助けをする方法です。 心理学に基づいて構成されていることが多いため、女性にはとても興味深い内容かもしれません。 私も思わず夢中になって本を読みふけってしまいました。 うつ病でなくても心のバランスを取り戻すのに役立ちそうなことばかりで、夫のうつ病が寛解状態になったら再発防止にもいいかもしれない、と思いました。

例えば、仕事でミスをしたとします。そんな時に「自分はダメな人間だ」と思うと、そこで行き止まりになってしまいます。でも、実際には一度のミスでその人が判断されるわけでも、人間性を否定されることもありません。気分を切り替えて、「同じミスをしないためにはどうすればいいのか」と考えることができれば負のスパイラルから抜け出すことができる…うつ病と診断される前の夫に読ませてあげたかった事例も紹介されていました。

日本はまだまだカウンセリング後進国

「夫がうつ病になった」という事実を受け入れたつもりでも、時々は感情が溢れだしそうになることもあります。 そんな時、私は仲のよい友人に話を聞いてもらうことにしています。

信頼できる相手にただ不満や不安をぶちまけるだけでも、帰る頃にはスッキリとしてまた新たな気持ちで物事に向かい合うことができるのです。 友人には申し訳ないと思うこともありますが…。 アメリカではこうした場合、カウンセラーに話を聞いてもらうことが当たり前なのだそうです。

特に悩みや精神的に辛いことがなくても、定期的に訪れてただ話をしていく…多くの人が心のバランスを保つためにカウンセラーを活用していると聞き、ちょっとうらやましくなりました。

もちろん心を許せる友人がいることには感謝していますが、カウンセリングがもっと一般的になれば、うつ病やその他の疾患の患者を支える家族の癒しにもなるのではないか、と思うのです。