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うつ病の治療って?・2

うつ病の治療 「まずは休養すること」と申し渡されて、夫は初め戸惑っていたようです。 休養の仕方がわからない、などと言って私や子どもたちの失笑を買いましたが、それほど家族のために仕事に打ち込んでいたのだなあと改めて感謝の念が湧いてきました。

でも、数日経つうちに時間がなくて観られなかった映画のDVDを借りてきて観たり、読書したりするようになりました。 テレビを観て声を上げて笑ったり、食事しながら談笑することも少しずつ増えてきました。 「休養」って、体や心にこんなにも大切なことなんですね。

抗うつ剤を勧められる

でも、実際は休養だけではなく、併せて薬物療法も行っていました。 最初に担当医から勧められた時は、「抗うつ剤?いやだ」と反射的に思ってしまったほどマイナスイメージが強く、夫も拒否していました。

「抗うつ剤なんて飲んだら、自分が本当にうつ病なんだとつきつけられているような気がする」とはっきり担当医に言ったほどです。 しかし、根気よく抗うつ剤がどのようにうつ病に効くのか説明されて、「なるほど」と二人とも納得しました。

また、担当医も押しつけることはせず、「試しに飲んでみませんか?もし合わなかった場合や、どうしてもいやなら止めることもできます」と言われたこともあり、最終的には薬物療法に同意しました。

薬はきちんと飲むこと!

処方されたのは副作用が少ないタイプのもの。 うつ病はストレスなどによって、セロトニンやノルアドレナリンといった神経伝達物質が減少してしまうことから気分の落ち込みや憂鬱を招き、発症すると言われています。

それを抗うつ剤で補うことで症状の軽快が期待できるのだそうです。 個人差はありますが、だいたい服用を始めて1~4週間で効果が現れると言われました。

もし副作用が激しかったり、体調に変化があったらすぐに知らせるようにとも厳命されましたが、幸い夫の体質には合っていたようです。 2週間を過ぎる頃には笑顔が見られ、自分から外出するようにもなりました。

抗うつ剤は正しく飲めば味方になってくれる

もう一つ担当医から伝えられたのは、自己判断で薬を止めたり、少しよくなったからと言って飲む回数を減らしたりしてはいけないということでした。 うつ病の治療はある程度長いスパンで考える必要があり、その間には気分にも波があるため、薬は続けて飲むのが大前提なのだそうです。 夫はその点律儀な性格ですから、きちんと決められたとおり飲んでいました。 それもよかったのかもしれません。

薬物療法を始めるにあたって、私たち夫婦は担当医に徹底的に質問しました。 抗うつ剤の効果、メリットとデメリット、副作用など、考えられることはすべて説明してもらって、抗うつ剤に対する抵抗感も払拭した上で選択したのです。 いずれは薬がいらなくなることが目標ですが、有効性に関しては信を置いています。