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うつ病の治療って?・1

うつ病の治療 「うつ病の治療って、どんなことをするんだろう…」 病気と診断されたことはもちろんですが、その治療の内容についてもわからないことだらけ。

本やネットから情報を得ても、所詮私たちは素人です。 正直不安でいっぱいでした。

治療の三本柱とは

担当医からは夫婦二人で説明を受けました。 重要なことはメモしておこうと筆記用具持参です。「夫を支えるためにも私がしっかりしなければ…」と、この時期は肩に力が入りすぎていたかもしれません。

しかし、そんな私の気負いを担当医はお見通しだったようで、さりげなく「奥さんももっと余裕を持っていいんですよ」と諭してくれました。

おかげで、少しリラックスして話を聞けたように思います。 実際、パートナーや配偶者がうつ病などの心の病気にかかると、「何とかしなきゃ!」と必死になりすぎて、共倒れになることも珍しくないのだそうです。

うつ病の治療と言っても特別なことはありません。 充分に休養し、必要に応じて薬を飲んだりカウンセリングや認知療法などの心理療法を受ける、といったものです。 これを治療の三本柱と言うのだと教えてもらいました。

基本はとにかく「休養」!

うつ病の急性期と呼ばれる初期段階では、とにかく休養が大切と言われました。 仕事や勉強は休み、家事も可能な限り誰かに手伝ってもらうのが基本ですが、真面目で仕事熱心な人はこうした「休養」に罪悪感を抱くことが多いようです。

担当医いわく、これこそが日本でうつ病を始めとする心の病気への対応が遅れている原因なのだとか。

うつ病は単なる甘えや怠け、本人の心の弱さ、という考え方がまかり通っていたために、特に中高年層で無理や我慢を重ね、いよいよどうしようもないほど悪化してからやっと受診するケースが目立つのだそうです。

夫も「休職する」と言うことを何よりも気にしていましたから、よくわかります。

もし友人の話を聞かなければ、夫ももっと悪くなるまで気がつかなかったかもしれません。

「休養するためには何をすればいいのか」と言う夫に対しては、「本当に真面目な人なんだなあ」と苦笑するしかありませんでしたが。

急性期に気をつけたいこと

担当医から指示されたのは、「気の持ちよう」や「努力」で何とかしようと思わない、うつ病は怠惰ではなく病気であると認識する、といったことでした。

本人だけでなく、家族や身近な人も理解して見守ってあげてください、とも言われました。

特に、「頑張れ」「早くよくなって」…周囲の人のこうした激励は患者にとっては逆効果になることが多く、NGワードとされています。

また、すぐによくなるものではない、よい時もあれば悪い時もあるといった具合に、大らかに考えることも必要なのだそうです。

だんだん具体的になってきた治療の話を聞いているうちに、少しずつ光が見えてきたような気がしました。