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糖尿病とうつ病の緊密な関係

糖尿病とうつ病の緊密な関係 うつ病は、その他のさまざまな病気を合併させやすいのですが、中でも糖尿病を併発している患者さんは非常に多いようです。

うつ病が原因で血糖コントロールがうまくいかなくなることや、男性ホルモンの減少により内臓脂肪が増加することなどが主な原因ではないかと考えられています。

うつ病から糖尿病に

うつ病の状態では、空腹時の血糖値が正常であっても食後血糖値が高くなりやすいことや、血糖変動が全く正常でも血中のインスリン濃度が高くなっていることが分かっています。

うつの症状では、インスリン抵抗性が強くなると考えられています。最初はインスリンがたくさん分泌されるので血糖値は変化しませんが、インスリン抵抗性がさらに強くなると、インスリンがいくら分泌されても血糖値が下がらなくなって糖尿病になると考えられています。

うつから糖尿病になった場合は、通常の糖尿病の治療はあまり効果がありません。逆に、効果がないことから、うつ病と診断される場合もあるようです。この場合は、うつ病の治療が優先されます。うつ病が改善されれば、糖尿病も治ります。

糖尿病からうつ病へ

糖尿病の治療がストレスとなり、うつ病を発症するという人も多いようです。 糖尿病では、食べたい物を我慢するなど、ストレスが溜まりやすい治療が長期にわたって続きます。 特に何事もマジメに一生懸命に取り組んでいる人の場合、治療の効果が思わしくなかったなどをきっかけに、うつ病を発症することがあります。

午前中は気力がわかない、頭痛や下痢、便秘が続くようになった、眠れない、イライラしやすくなった、などの症状があれば、うつ病を疑った方がよいかもしれません。

この場合、まずはうつ病を治療しなければ、糖尿病の治療にも支障をきたす可能性があります。早めに医師に相談することが大切です。

ストレスを減らすために

治療に伴うストレスを少なくするには、まずは糖尿病を受容することが大事です。事態を受け止め、前向きに治療に取り組もうとする姿勢を持つことが何より大切といえます。

とはいえ、医師に糖尿病と診断されれば誰しも落ち込み、怒りなどの感情を持つものです。なかには医師を全く信じないで、医師とケンカするという人もいるようです。しかし、結果は変わることはありません。まずは、時間をかけても良いので事実をしっかり受け止めることが大切です。

自分1人で何もかも抱え込まず、誰か1人でも胸の内を打ち明けられる人を持つことで、うつ病になりにくくなるといわれています。 医師や看護師、家族などの親しい人には打ち明けられないことも、趣味の仲間や行きつけの店のマスターなどには話せる場合もあるでしょう。 できるだけ孤立せず、外に出て多くの人と交わることが大切といえるでしょう。

ストレスとどう付き合うか

原因としてストレスが上げられますので、まずは効果的なストレス解消法を探すことが大切です。 健康のために何かスポーツをはじめるのは、効果が高いようです。体を動かし、筋肉を刺激することは、体内の男性ホルモンを増加させますが、男性ホルモンには体脂肪を燃焼させ、筋肉を増加させ、基礎代謝を上げてダイエット効果を高める働きがあり、糖尿病の予防効果が高いとされます。また、EDの予防にも効果的です。

決まった時間の運動習慣は、生活リズムを整え、適度な疲労感によりスムーズな入眠を促進するため、うつ病の予防としてもオススメです。