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両親や子供達にうつ病を話す

子供達にうつ病を話す うつ病の治療には周囲の理解と協力が不可欠。周りの不用意な言葉や態度が病状を悪化させる危険性があるからです。しかし、うつ病を告白するのは勇気がいること。

私たち夫婦も両親に話すべきか、まだ幼い子どもたちに話すべきか、とても悩みました。しかし、 周囲の理解 がなくては病状が悪化してしまうと考え、話すことに。結果的にそのことによって夫は大分気分的に楽になれたようで、良かったと思っています。

両親に詳しく話をし、協力を仰ぐ

私たち夫婦は夫の実家から車で10分の所に住んでいます。ですから、将来の同居の予定はありませんが、頻繁に行き来をしていました。夫ははじめ、頑なに両親に話すことを拒否。そのことで喧嘩もしました。夫の両親、とくに義父は団塊世代。「男が黙々と働くのは当たり前。うつ病やら引きこもりなんて甘えだ!」といったタイプ。すぐに息子のうつ病を受け入れてくれるとは思えません。

しかし、そういう義父だからこそ、夫の病気のことを知らなければどんなことを言うか分からないと私は危惧したのです。うつ病が悪化して仕事を休むようになったら「だらしない!」と頭ごなしに叱りつけることもあり得るでしょう。

私はどうにか夫を説得し、両親に全てを打ち明けることに。もちろん動揺はしていましたが、「完治のために前向きに治療していきたい」と告げたら、できるだけ協力すると約束してくれてホッとしました。

悩みに悩み、子どもたちにも話すことに…

私たちの子どもは小学2年生の長女と小学6年生の長男。娘はともかく、息子は十分に物事を理解している年齢です。また、娘もパパっ子だっただけに、夫の不調を感づいているようで「パパはどうしたの?」と私に尋ねてくることもありました。子どもに夫のうつ病を告げるべきか。さすがに私も悩みました。子どもたちが不安に思って、情緒不安定になるのではないかと心配したのです。

しかし、子どもだって1人の人間。親が嘘をついたり、ごまかしたりするほうが良くない。この際、父親の病気から思いやりの大切さを学んでくれれば。そう願って、私は「パパは今心のとっても疲れてしまって病気なのよ。治すためにがんばっているから、パパの様子が少しいつもと違っても気にしないで優しくしてあげて」と言いました。子どもたちは、私の話をじっと聞いてくれて、2人ともしっかりと頷いてくれました。それはとても嬉しかったことで、私は思わず2人を抱きしめたほど。

夫は告白したことで、心の重荷を下ろせたようで、大分楽になったようです。