HOME → うつ病の兆候 → いつ治療する?早期のサインを見逃さないで

いつ治療する?早期のサインを見逃さないで

早期のサイン うつ病は、早期には本人の自覚症状が乏しく、発見することが難しい病とされています。 また、そもそも周囲への無関心、自分自身に対する無価値観などが症状となるため、かなり進行しても自発的に病院に通う人は少ない傾向が見られるようです。

しかし、放置しておけば症状はどんどん悪化し、最終的には自殺という形で命を落とすという人も多いため、特に周囲の人間のフォローが大切な症状といえます。 では、早期ではどのような症状が見られるものなのでしょうか?

まずは体の不調から

うつ病というと、やる気が出ない、何となく気持ちが沈むなど、 精神面の不調をまず頭に思い描きますが、ごく初期にはまず、体の不調が出ることが分かっています。 たとえば、睡眠に関する不調は多くの人が体験するとされています。

よく眠れない、眠ってもすぐに目が覚める、または二度寝をすると起きられなくなる、ダメだと分かっていても我慢できずうたた寝をしてしまう、などが上げられます。

体内のセロトニンが減少することで自律神経のバランスが崩れ、睡眠に対する障害が起こりやすくなるのですが、睡眠障害は、うつ病をさらに進行させる原因ともなるため、特に早めに対処することが大切です。

他にも、食欲が減退し、急激に痩せる、吐き気に見舞われるなど、胃腸の疾患に間違われやすいものや、締め付けられるような頭痛、動悸や微熱、めまいなど頭や心臓の疾患のようなもの、全身に痛みが走るという、神経系の疾患のようなもの、などの症状がみられます。

また、EDの症状を自覚するようになり、朝立ちが見られなくなる、また性欲そのものを感じにくくなるという場合も非常に多いようです。

多くの場合、内科などを診療しても異常なしと言われます。また、この段階で病院を訪れる人は少なく、市販薬などで対処しようとする場合がほとんどです。

体調の不良が見られた段階で、しっかりと休養を取り、生活リズムを整えれば、うつ病はスムーズに回復に向かいます。

精神の不調は重症化の証拠

精神的な不調は、身体的症状より少し遅れて見られます。 何となくやる気が出ない、など、特徴的な精神状態となり、日常生活が困難になっていきます。

うつ病にかかると、脳の機能が低下します。複雑なことを考えるのが次第に難しくなり、新聞などを読むことが困難になると言われています。集中力や思考力、記憶力も低下します。また、判断力も鈍くなり、仕事の優先順位を決められず、簡単なものだけを片付けるといった行動がみられるようになります。さらに感情の中枢も機能低下を起こし、感情を表さなくなります。

他にも、思考速度が低下し、動きや話し方が非常にゆっくりとなる、呼びかけられたときの反応が鈍くなるなどの症状も見られます。

脳からくる異常が顕著になってくると、仕事の継続は困難を伴うようになります。 ここまで進行すれば、治療は薬物の投与などが主体となり、長期化する可能性が高くなります。また、再発率も高くなります。

特に忙しい現代人では、ささいな不調で病院に行くことをためらう人が多いでしょう。 しかし、その後の生活を考えれば、体調不良を感じ始めた段階で、速やかに治療を行うことが大切です。

深刻な状態となった後では、治療にも時間がかかり、社会復帰にも苦労が伴うようになります。 家族が、ささいな体調の変化に敏感に反応して対応することは、非常に大切といえます。