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頑張りすぎないで!公的機関の利用について

公的機関 うつ病は、その病名は世間に認知が進んでいますが、その実態に関してはまだまだ理解が進んでいるとはいえない状況があります。

「うつ病は、精神が弱い人がなるものだ」「うつ病などといって、本当は単なる怠け者ではないか」などという、無知から来る暴言を吐く人もまだまだ多いという現状があります。

会社でも、特に中小企業に勤めている場合は、簡単に休職できないという場合も多く、「会社にばれたらクビになるかもしれない」という恐怖感を持つ人も多いようです。

そのため、自分がうつ病になった場合、また家族にうつ病患者が出た場合には、その事実をできるだけ隠そうとする人は後を絶ちません。

しかし、うつ病の症状や治療は決して甘いものではありません。自分で何とかする、または家族だけで何とかするのには、おのずと限界が来ます。

公共機関を頼ってみよう

うつ病の治療は、場合によっては十数年にも及びます。長きにわたって少数の人間だけで支えようとすれば、やがて全員が共倒れとなるでしょう。

うつ病は、家族間で伝染する、と良く言われますが、これは、治療する側、される側が共に身体的にも精神的にも大きなストレスを抱えるためとみられています。

自分たちだけで抱え込まず、積極的に周囲の手を借りようとする姿勢が大切です。

とはいえ、近所や親戚などでは「親しいからこそ話せない」という場合も考えられます。 まずは、公的機関など、直接の面識のない人へ相談してみると安心かもしれません。

たとえば、全国にある保健所や、精神保健福祉センターでは、専門の相談員が常駐していて、面接または電話でさまざまな相談に乗ってもらえます。 http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/consult_2.html

また、精神障害者家族の会「みんなねっと」でも電話相談窓口を設けています。他にもさまざまな活動も行っていますので、同じ病気を支える仲間を持つことで、精神的負担を軽減することができるでしょう。 http://seishinhoken.jp/counselor

1人で抱え込まないで

会社に隠して働き続ける、家族の前では平気なふりをする、など、特に責任感の強い人ほどうつ病を隠そうとします。 しかし、その結果、重症化してしまえば、治療期間は非常に長くなり、かえって大きな負担をかけることにもなります。

万が一自殺を選択してしまった場合、周囲が受けるダメージは計り知れません。 会社は、悪評を受けることは免れませんし、また家族の心には一生消えない傷をつけることとなります。 不調に気付いたら、早期に治療すること、または家族に相談することが大切です。

なかには、経済的な不安を上げ、休めないし病院にも行けない、などと考える人もいますが、実はこれは典型的なうつ病の症状の一つです。 もしもガンと診断されれば、どれほど忙しくても、経済的な不安があっても、病院に入院し、治療を受けることと思います。

ところが、うつ病の場合は「自分なんて病院に行く価値もない」などという誤った考え方、自分に対する無価値観に支配され、自身の体を大切にしないという傾向が強まるのです。

早期のうちに治療を開始すれば、比較的早期に寛解することが可能です。治療後の再発も、早期の場合は殆どみられません。 ぜひとも、早めに病院を訪れるよう、気をつけてくだ。