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EDとうつ病の微妙な関係

EDとうつ病 何となくやる気が出ず、パートナーとの夜の営みもすっかりご無沙汰、という人は年々増えているようです。既婚者のうち、実に半数はセックスレスであるという統計もあり、日本人全体の性欲の減退傾向は顕著になっています。

これは、うつ病の増加が原因ではないかという考えもあるようです。 うつ病は、生活全般に関してやる気が出なくなり、また性欲や食欲などの基本的な欲求も次第に減退していきます。

食に関しては、毎日食べるのが当然ですので、食欲がなくても習慣的に食べている場合もありますが、性欲に関しては全くなくても特に生活に支障がないため、見過ごされる場合も多いようです。

しかし、性欲の減退は、うつ病のサインとしては分かりやすいものですので、できれば初期のうちに対処した方が良いとされています。

特に定期的だった営みが突然途絶えた、などの場合は、妻の多くは浮気を疑うのですが、うつ病かもしれないという視点を持ち、他の兆候を注意深く見た方がよいかもしれません。

うつ病とEDの強い関連性

うつ病からEDを併発するという人は比較的多いようです。 これは、病気そのものから来る場合と、薬の副作用として起こる場合があるのだそうです。

うつ病患者の約半数は、EDも患っているとみられるなど、両者には密接な関係があるようです。うつ病の原因として、不安や過剰なストレスが上げられますが、これはEDの原因にも共通していて、二つの症状が同時に現れる可能性は高いのです。

また、うつ病の治療薬として使用される薬の中には、副作用としてEDをもたらすものもあり、抗うつ剤が原因でEDになるという人も少なからずあるようです。

さらに、男性ホルモンの減少を原因とする更年期性のうつ病では、特にEDとは密接な関係があります。更年期性のうつ病の場合、男性ホルモンの減少が最も大きな原因となりますが、男性ホルモンが減少すれば、当然ながら性欲は減退し、EDとなる可能性は非常に高くなります。

うつ病の問診票には、性についての質問事項を設けている病院もあり、EDの症状はうつ病を疑う一つの目安と考えられています。

気付いたときが治療どき!?

うつ病が重症化した場合には、多くの人はEDにまで気が回らない状態となっているため、EDかも、と思えるということは、ある程度症状が安定していて、深刻な状況ではない証拠であるとも考えられています。

たとえば治療薬を原因としたEDである場合は、性欲の減退が気になる、と言えるということは、ある程度病状の回復が見られる証拠でもあるため、薬の量や種類を医師に相談し、見直すことも可能な場合が多いでしょう。 まずは、担当医師と相談することが大切です。

薬の加減だけでEDが回復する場合もある一方、やはり回復しないという患者さんも決して少なくありません。その際は、バイアグラなどのED治療薬を試してみると良いでしょう。

ED治療薬は、心因性のEDには高い効果があることが分かっていて、うつ病からくるEDの場合も例外ではありません。治療薬によって一度でも性交が復活すれば、うつ病にも良い影響を与え、回復も早まるものとされています。

なお、EDの治療薬とうつ病の治療薬は同時に飲んでも差し支えないものとなっていますが、念のために医師に相談することが大切です。

うつ病の主治医には言いにくいのであれば、男性専門治療院などで症状を説明し、治療薬を処方してもらってはどうでしょう。うつ病の方が男性専門治療院に訪れるというケースは、かなり多いようですので、気軽に相談できる体制は整っているようです。