HOME → 妻にとっての夫のうつ病 → 味方を多く持つ事が大切

味方を多く持つ事が大切

味方 うつ病は、世間的に認知度は上がってきていますが、まだまだ偏見や誤解も多く、自分自身や家族がうつ病となった場合、周囲に打ち明けることに抵抗を覚える人も多いようです。

しかし、うつ病は自分だけ、また家族だけで対応するには限界があり、できるだけ周囲に助けを求めた方が良い病気なのです。

職場での告知

たとえば、職場の人には知られないようにしようと、打ち明けない人は多いようですが、できればこれは避けた方が良いでしょう。

うつ病を隠す理由として上げられるのは、査定に響く、周囲から好奇の目で見られるなどなのですが、うつ病の症状は、知らない人から見れば「怠けている」「仕事への意欲が薄い」と取られやすく、隠すことでかえって悪い評価を招く可能性もあるのです。

また、うつ病では記憶力や集中力の衰えが見られる場合もあり、大事な約束を忘れる、仕事を期限内に終了させることができないなどの大きなミスにつながりやすくなります。

特に物事を悲観的に捉えがちなうつ病の状態では、自分自身が職場に迷惑をかけていることに過剰に罪悪感を持ち、退職したり、ひどい場合は自殺を考えたりするなど、極端な行動を取ってしまう場合もあります。

会社には自身の状況を告知し、休職が可能であれば、休むことが会社のためと考え、休職を選択する方が良いでしょう。

最近は、うつ病の薬を飲みながら働き続けたいという人は多いようですが、しっかり休まなければかえって症状を長引かせることになる場合もあります。まずはしっかり休養し、パフォーマンスを向上させることを考えた方が良いでしょう。

もしもどうしても会社に言えないという場合は、せめて親しい同僚などには打ち明けた方が良いでしょう。1人で戦おうとせず、できるだけ支援を求めることが大切です。

仲間を増やすことが大切

次に、親戚やご近所に関してですが、こちらも、信用できる人から打ち明けていき、できるだけ多くの方の支援を求めた方が良いとされています。 うつ病は、特に家庭内では「1人の患者から家族全体に広がる」と言われるほど、連鎖を招きやすい症状です。

うつ病を患う本人も大きな苦痛を伴いますが、そばにいる家族もまた多大なストレスを抱え、疲弊します。また、経済的な不安、近所の評判など新たな問題も次々と発生し、ストレスは家族の心に大きなダメージを与えます。

金銭的な面に関しては、会社や医師に相談する、親しい人に相談するのが良いでしょう。金銭的な不安から来るストレスは非常に大きく、できるだけ速やかに手を打ち、早めに解決策を打ち出すことが大切です。

また、近所の評判なども、隠そうとすればストレスとなりますが、思い切って打ち明け、協力をお願いすれば、大きな力となってもらえる可能性は非常に高くなります。 人は、頼ってくれる人には寛大に接する場合が多いのです。

誰かに打ち明けることは、その行為自体にもストレス解消効果があります。1人で抱え込まず、胸の内を話せる人を持つことも大切です。病院や行政施設にはカウンセラーが在中している場合も多いので、積極的に利用するのも良いでしょう。

多くの味方を得ることは、うつ病の治療には非常に大切なことと言えます。積極的に支援を求める姿勢を持ってほしいものです。