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「離婚しよう」そんな思いが心をよぎったら…

離婚しよう パートナーがうつ病になってしまうと、〝別れたほうがいいのではないか〟そう考える方も少なくないでしょう。確かにパートナーとの関係がうつ病に悪影響を及ぼしている場合もあります。しかし、ここで早まった決断をしては取り返しのつかないことになります。うつ病の人はかつての状態ではありません。冷静になって客観的に判断を下す必要があるでしょう。

お前に治せない!といわれて、離婚を考える

夫がうつ病になったとき、一生懸命支えて、なんとしてでも夫を回復させようと私は決意しました。10年以上の夫婦生活の中で培った絆には自信がありますし、私たちには可愛い子どもがいるのだから頑張れる!そう思っていました。しかし、うつ病というのは、〝頑張って〟どうにかなるものでもないのが難しいところ。逆にその意気込みが患者本人の負担になってしまう場合も。

夫は必要以上に明るくはりきっている私に少々ゲンナリしたようで不機嫌になることが多くなりました。「お前は医者じゃないんだ!お前が治せるわけじゃない!放っておいてくれ!」ついにこういわれて、私は腹が立ち、「何もかもあなたのためにやっているんじゃない!」と言い返してしまい、大喧嘩に。

その後、私の存在は夫にとってなんなんだろう。頑張っても夫を支えてあげられないのなら別れたほうがいいのではないかと思ってしまいました。

うつ病さえなければ仲がいいのに…といわれて

このことは自分の心だけにとどめておけなくて、友人に話を聞いてもらいました。その友人は夫のこともよく知っている人で、結婚前からの知り合いです。「お互いとても辛いと思うけど、全てはうつ病のせいでしょう。うつ病さえなければ仲良くやっていけるのに、別れてしまっていいの?」彼女にそういわれて、ハッとしました。うつ病によっていつもの2人でいられないのに、それをうつ病のせいではなく、私たち夫婦がだめなのだと思い込んでいたようです。それは大変な思い違いですね!

私は家に帰って、夫に自分は焦りすぎていたようだと謝りました。夫も「君の気もちが重すぎるように感じたんだ。俺も早く治りたいと焦っていたんだ」とのこと。あのとき、お互い歩み寄らず背を向けあっていたら、もしかしたら取り返しのつかないことになっていたかもしれません。夫婦になって13年。色々なことがあってここまできたんです。たかがうつ病でその大切な絆を壊してしまうなんて絶対に嫌だと今では思っています。