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抗うつ剤は危険!?

抗うつ剤は危険!? うつ病で最も怖いこと。それは自殺です。身体的な病気と違い外面では分からず、危篤状態にはならない。しかし、突然発作的に命をたってしまう。とてもそれは恐ろしいことです。

うつ病治療で使われる抗うつ剤は、脳にはたらきかけることで落ち込んだ気持ちを回復させる働きがあります。しかし、その一方でその副作用は無視できない問題であり、抗うつ剤によって自殺してしまったという報告も。

特にその危険な副作用は30歳以下の若者に多いそうで、注意が必要ですが、一般的には副作用よりもメリットのほうが大きいようです。

もしも、家族の誰かが患者となって、ちゃんと服用できるか不安なら、抗うつ剤の管理をしてあげるといいでしょう。それにより安全に治療できることと思います。

抗うつ剤はなぜ副作用があるのか

抗うつ剤はうつ病の治療には必要不可欠です。しかし、一方で副作用があることも事実。副作用は、口の渇き、便秘、頭痛等の軽いものから、EDに陥る性機能不全といったものも。そして、大変なのはイライラや不安感の増大でしょう。この副作用が自殺につながってしまいます。とくに若者にその傾向があるそうです。

抗うつ剤に何故副作用があるのかというと、うつ病は神経伝達物質セロトニンの働きが異常となっておきますが、抗うつ剤はこれを調整します。しかし、同時に脳内の他の神経系にも作用してしまうこともあり、それが副作用となって現れてしまうとのことです。

抗うつ剤に頼らない治療のほうがいい!?

アメリカのFDA(食品医薬品局)は公式に抗うつ剤の若年層における自殺リスクについて警告をだしています。確かに自殺願望をもっている人が抗うつ剤を飲み、その量が充分でないとき、イライラや不安感といった副作用だけが強く出てしまうとのこと。また、うつ病が重症になると自殺する気力もなくなりますが、抗うつ剤を服用することによって気力が戻り、自殺を実行してしまうということがあり得るそうです。

そのこともあり、抗うつ剤に対して否定的な見方をしている人も少なくありません。しかし、一般的には抗うつ剤はそのリスクよりメリットが大きな薬。うつ病治療には欠かせません。

判断力が鈍っている患者に代わって、家族が薬のことをよく知り、管理してあげることでそうした自殺のリスクは大分軽減できると思います。私も抗うつ剤のことは自分なりに勉強し、夫が服用する量をいつも管理するようにしています。それは、大変なのですが、とても重要なことだと思っています。