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うつ病を確信する

うつ病を確信する うつ病は〝心の風邪〟なんていいますが、風邪と違って免疫機能が知らないうちに働いて治してくれるなんてことはありません。ですから、放っておくとどんどん悪化していきます。夫もそうで、だんだんイライラしていることが多くなり、「俺はダメなんだ…」という言葉まで出るように。しかし、それでも私は夫をうつ病だとは気づけませんでした。

夫がうつ病ではないかと思うきっかけになったのは、友人のお兄さんがうつ病になった話を聞いたときです。自分の家族がうつ病になるなんてなかなか思わないもの。それが大きな落とし穴なんですね。

ますます悪化していった夫の症状

夫の様子はいっこうに良くはなりませんでした。それどころかますます悪化する一方。今までは私の料理はいつも喜んでくれて必ず「美味しいよ」といってくれた夫だったのに、そんな言葉はまったく聞くことができなくなり、それどころか夕食を残すようにもなりました。夫の実家は農家で、そのせいが夫の子どもたちへの食事のしつけは厳しく、理由もないのに残すだなんて許しません。それなのに、その夫がご飯を残すだなんて!今までにはなかったことなので、私は大変驚き、戸惑いもしました。

さらに、仕事のことを一切家庭に持ちこまない人だし、不平をいったり、愚痴をいったりすることもなかったのに、仕事について自信がもてず、転職したいとまで言うように。とても不安でしたが、まだうつ病という発想はできませんでした。

もしかしてうつ病!?友人の話にはたと気づく

そんなとき、久しぶりに会った友人が浮かない顔をしているので「どうしたの?」と聞いてみると、お兄さんがうつ病になってしまったとのこと。友人とお兄さんは独身で、一緒に実家に暮らしていました。お兄さんは転属になって今までとはまったく違う仕事をするようになったとのこと。その仕事内容があわずに精神的なストレスからうつ病になってしまいました。

話を聞けば聞くほど、お兄さんの様子が夫によく似ていて。はじめは「もしかしたら…?」という感じでしたが、夫の行動をじっくり観察していくと、これはもう間違いないと思うようになりました。

自分の家族のことだと、近くにいすぎているせいで「まさかそんなことはないだろう」という思い込みがあるものです。しかし、客観的に見ている他人からは案外明らかにうつ病なのがわかる、ということがあるように思えます。家族がおかしいなと思ったときは、他人に相談してみて客観的な意見を聞くのがいいのかもしれません。