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有名人のうつ病体験記

有名人 うつ病と診断される人は、現代では100万人を超え、以前より身近な病と認識されるようになってきました。 華やかな世界に身を置く芸能人の中にも、うつ病を告白する人がいるなど、誰にとっても、罹患の可能性がある病気といえます。

芸能人に見るうつ病罹患者の傾向

一般に、テレビに出ているタレント、アーティストと言われる方は、他人をよく観察し、感情や気持ちを読み取るすべに長けている人がほとんどです。この能力は、多くの人を楽しませる職業であり、また人気が生活に直結するという不安定な職種のため、身についたものともいえます。

しかし、普通の人であれば見過ごすようなちょっとした仕草、ささいな表情の変化などをネガティブに捉え、落ち込むという傾向を持つ人も多いようです。

たとえば、ナインティナインの岡村隆史さんは一時、うつ病の治療のため休養していた時期があります。 彼は、周囲の人が口を揃えて言うように、非常に「マジメ」な性格で、休みらしい休みも取らず、常に全力で仕事に打ち込んでいたとされていますが、そのマジメさが彼を追い詰めたのではないかと言われています。

また、武田鉄矢さん、ユースケサンタマリアさん、ニュースキャスターとして活躍した丸岡いずみさんなどは、仕事の忙しさがピークに達した頃に、うつ病を発症しています。

うつ病は、睡眠不足や過労を原因として発症することもあります。通常の仕事であれば、仕事の波はあっても、暇になれば即クビ、というような追い詰められた環境で働くことはまれですが、芸能人の場合は仕事がなくなれば生活が保障されないという不安定な立ち位置で働く人も多く、忙しい時には寝る間も惜しんで働くのが普通です。忙しさは人気のバロメーターであり、芸能人にとっては喜ばしいことですが、やはり過重な労働は精神にも影響を与えるようです。

更年期性うつ病

また、更年期を迎え、うつ病を発症する人もいます。 木の実ナナさんは、中年以降に動悸や緊張状態を頻繁に感じるようになったそうです。更年期障害かと軽く考えていたのですが、やがてヘアメイクさんに髪を触られるだけで狂乱状態になるなど症状が悪化、症状を自覚してから実に4年後に更年期性うつ病と診断されたのだそうです。

また、更年期に伴ううつ病は女性特有のものではないことが、近年では分かっています。男性でも更年期障害を発症する場合があります。 渡辺正行さんは50歳を迎える頃、舞台で「血が逆流するぐらい」上がるという体験をし、更年期障害から来るうつ病であると診断されています。

また、世界的アーティストのレディ・ガガさんも、ライブ中にうつ病の治療中であることを告白しています。

1人で戦わないで

多くのアーティストがうつ病の告白をする背景に、同じ病で苦しむ人やその家族に対してのメッセージが込められています。

1人で戦わず、周囲に助けを求めること、深刻になりすぎないこと、頑張らなくて良い、大丈夫だという思い。 苦しんだものだからこそ分かるつらさに共感し、多くの同じ病に苦しむ人に、エールを送っているものと思われます。

うつ病は、孤独な戦いとなる場合が多いですが、どうか、多くの仲間がいることを忘れないで下さい。