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職場でうつ病を公言する

職場でうつ病を公言する うつ病になったら職場でそのことを公言すべきか。それは難しい問題です。うつ病になったことにより仕事を辞めさせられるのではないか。偏見によって職場に居づらくなるのではないかという不安があるからでしょう。 データ によると、現在通院中の人で職場の上司や人事担当に公言している人は80%とのこと。意外に高いと思うかもしれませんが、未治療の人の場合はそれが40%以下ですので、かなりの人が職場でいえずに密かに苦しんでいるということになります。

治療のためを思えば公言すべきだし、支援するのは職場の義務といっていいでしょう。しかし、実際は本人が遠慮してしまうことも多いようです。うつ病は職場に公言して治すもの。それが常識になることは、現在うつ病にかかってない人にとっても将来的にメリットが大きいのではないでしょうか。

人事担当者と上司に話し、支援を得る

夫の場合、直属の上司との相性が悪く、それがうつ病になるきっかけだったといえます。ですから、その上司に打ち明けることは勇気がいることでした。しかし、うつ病に対する特別な支援を設けている会社でも、届け出を行わないかぎりそれは受けられません。当然、その際、人事担当者だけではなく、上司に話さなくてはいけないのです。

「私たちのことを思うなら、あなたは何よりも今は治療を優先させてほしい」私はそう夫に伝えていました。ですから、夫は人事担当者と上司に打ち明けてくれて、その際上司とじっくり話をしたそうです。上司は「今回のことは責任を感じます。申し訳ない。君には風当たりが強かったかもしれないが、とても期待してのことでした。今は病気を治すようにしましょう」と言ってくれました。

夫の職場はうつ病の社員に対する支援の制度を設けている理解ある会社で幸いでした。

うつ病告白後の同僚の反応

夫と仲のいい同僚の方は「少しおかしいと思っていたけど、とても驚いた」と率直に話をしてくれました。また、「自分の職場でうつ病になった同僚がいることはショックだ」とも。しかし、夫がうつ病になるということは、自分にとってもけっして他人事ではないのだと思ってくれたようです。過剰に意識するようになったわけではありませんが、さりげなくフォローをしてくれるようになったとのこと。夫はうつ病になってみて、いかに人に恵まれているか気づいたということですが、まじめに働いていたのにうつ病になった人に冷たくすることは、ほとんど誰もがしないでしょう。自分も明日は我が身なのですし、うつ病の人はみんなが支えるという気持ちをもったほうが、いいことなのだと思います。